いよいよ今週の土曜日から始まります!!!
個展に出す作品は、普段描き溜めているものですが、個展が近くなると「個展のタイトル」を考えます。
タイトルが決まると、それからはテーマに沿った作品を制作するようになります。
そのときに感じていて表現したいことは何なのか。
今回は、ぼーっといつも感じていることから着想しました。
だれもが、自分はどこから来たのか、そして死んだらどうなるのかを考えると思う。
天国や地獄、生まれ変わり、またはただ分解されてしまうだけ。などなど
文化や宗教や個人の考えによって答えは一つではないと思う。
何か肉体とは別に「命」があると考えることはとても多い
でも果たして命があるかどうかはだれにもわからない。
もし命というものを仮定せずに死を考えたら
体は分解されて別のいろいろな物質になるだろう。
でも、それで終わりなのか?
分解された細かい粒はまた別のものと繋がって違うものになる。
どんなものでも、形のあるものはみんないつかはバラバラになり、お互いの区別がつかないようになり
そしてまた再構成されていく
生物であれ非生物であれ、それは変わらないと思う。
ということは、自分を作っている材料は宇宙が誕生したときにすでに存在していた。
それが、いろいろな物になった末に、今は自分の体の一部になっている。
そして、またこれからも何か別の物になる。
そう考えると、自分はいつかはあなただった、あなたはいつかは自分だった。
それどころか、世界のすべて、この宇宙すらも自分の一部であり、自分はその一部なのではないか。
この体はすでに、大きなそらに開いている。
そう考えて、このタイトルにしました。
そして、そうした思いを作品に落とし込むために、手を変え品を変え、いろいろな表現で製作しています。
さて、もう個展まで残りの日もわずかです。 燃え尽きるまで走ります!
武田尋善個展「そらにひらいてる」
会期:11/27(土)〜12/8(水)
時間:12:00〜19:00
場所:ギャラリー ディープダン
155-0031
東京都世田谷区北沢1-32-17
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